こんにちは、カブジュンです。
日経平均株価がついに5万円目前に迫った今週の株式マーケット。日本とアメリカの株式市場はともに熱気を帯び、特にAI関連株の株価上昇が主要な株価指数を押し上げ、史上最高値の更新が大きなニュースとなりました。この記事では、2025年10月20日〜24日の1週間に起こった日米マーケットの動きを振り返ります。
日本株市場:5万円到達目前の上昇相場
日本株市場では、好決算企業が相次ぎ、株価指数が大幅に上昇しました。

特に 日経平均株価は49,945円を記録 し、ついに5万円の大台目前まで到達。市場全体に強気ムードが広がりました。

日経平均株価を年初来で見てみると、+25%の上昇と大きく値上がりしていることが分かります。ハイテクや半導体関連株が相場をけん引していることが要因です。

TOPIXも史上最高値を更新し、幅広い銘柄が買われる展開となりました。

日本株で注目の個別銘柄:JDSCが+83%の急騰
今週の値上がり率ランキング1位は AI関連株のJDSC。
ソフトバンクとの提携による AIエージェント開発期待 で、株価は1週間で83%も急騰しました。

AI関連銘柄は、提携や出資のニュースが材料となって急上昇しやすい特徴があります。今後もこうした「テーマ株」の動きから目が離せません。

為替市場:円安方向に反発
為替市場では、先週までの円高から反発し、再び円安基調へ。
株高が進む中で、リスク回避通貨である円が売られる展開となりました。

米国株市場:主要3指数が史上最高値を更新
米国市場では、S&P500・ナスダック・ダウ平均 の3指数すべてが史上最高値を更新。

背景には以下の3つの要因があります。
- インフレ指数の鈍化
- FRB利下げ期待の再燃
- 好調な企業決算
S&P500は連日の高値更新となりました。

特にナスダックは年初来で見ると+20%を超える上昇を記録しました。

米国個別株:フォードが好決算、デッカーズが下落
フォード・モーター(Ford)
自動車大手フォードは、四半期決算で市場予想を上回る利益を発表。
製造業でも堅調な決算が続き、株価が上昇しました。

デッカーズ・アウトドア(Deckers)
一方で、「アグ(UGG)」ブランドで知られるデッカーズは通期見通しを下方修正し、株価が下落。業績悪化に対する敏感な反応が見られました。

AI関連株の再上昇:AMDとマイクロンが好調
AIブームが再び勢いを増す中、AMDとマイクロンテクノロジーの上昇が注目されています。
- AMDはOpenAIとの巨額契約を発表後、株価が急騰。AIインフラ需要の波に乗っています。
- マイクロンもAI関連のメモリ需要が拡大し、10月の好決算をきっかけに上昇トレンドを維持。
AI関連銘柄は一時的な調整を挟みながらも、材料が出るたびに上値を追う展開が続いています。


今週の「学び」:ファクター投資の視点を取り入れる
株価を動かす統計的要素「7つのファクター」の中でも、
今注目したいのが モメンタム(Momentum)。
上昇している株はその流れがしばらく続くという性質があり、AI関連株にも当てはまります。

さらに、合理的投資法として注目される「ファクター投資」は、“上がりやすい株の共通点”を科学的に探す投資スタイル。インデックス投資を超えるリターンを狙う投資家におすすめの手法です。

投資家におすすめの書籍2冊
『実践の株式ファンダメンタルズ』(足立武志 著)
企業の実績数値(売上・利益・ROEなど)と株価の関係を体系的に学べる名著。
「AIや成長株の期待が本当に正当か?」を判断する力が身につきます。

『基礎から学べる最強投資ポートフォリオのつくり方』(山口聡 著)
資産配分や長期分散戦略を学ぶことで、相場の変動に動じない投資軸を作ることができます。

カブジュンの投資戦略と資産状況
10月25日時点での総資産は約1,328万円。
現金比率が増加したため、次の投資先を検討中です。
- オルカンと自社株積立は継続
- 米国個別株(シグマ・リチウムなど)はホールド
- 新規投資はAIを活用しながらリサーチを継続
今後は、上昇基調の日本株にも再注目していく予定です。

まとめ:株価ではなく企業価値を見る
最高値更新が続くと「そろそろ下がるのでは?」という不安がつきものです。
しかし、株価の上下よりも大切なのは 企業の本質的な価値。
長期的に成長する企業を見極め、信念を持って投資を続けることが何より重要です。
2006年から投資を始め、今年で約20年。
株式・不動産・積立投資などを通じて「成長に投資する」をテーマに活動しています。
カブジュン投資部では、毎週の株式市場ニュースと実践的な投資知識をわかりやすく解説しています。今週の記事が役立ったと感じた方は、ぜひコメントやSNSで感想をシェアしてください。
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