こんにちは、カブジュンです。
「成長に投資する」をテーマに、個人投資家としての実践と学びを日記形式でお届けします。
2025年9月、日本株も米国株もそろって株価指数が史上最高値を更新しました。株式市場が大きな節目を迎える中で、個人投資家としてどう行動すべきかを整理していきます。
日本株:日経平均が史上最高値を更新
2025/09/08~09/12の週で、日経平均株価は終値ベースで3日連続の史上最高値を更新しました。
背景にはAI関連銘柄の躍進があります。特にソフトバンクをはじめとするテクノロジー株が強く買われ、市場全体を押し上げました。

AIの普及によって世界の人々の行動がドンドン変わりつつあり、その影響は経済全体に広がりながら、日本株市場でも投資テーマの中心となっています。ただしAI自体の成長やAI利用の広がりは、すでにAI関連株式の価格にほとんど織り込まれているため、これから伸びる市場や株式を見極める必要があります。
米国株:主要3指数が揃って最高値
米国市場も同じく強い動きを見せています。S&P500は史上最高値を更新し、ナスダック総合もハイテク株を中心に大幅上昇しました。ナスダック総合は年初来で見ると15%以上の伸びを示しています。


こうした株価の動きはECB(欧州中央銀行)の政策金利据え置きや米国の利下げ期待が市場に影響しています。投資家の心理としては「金利低下による株高」を強く意識している状況です。

投資調査にAIを活用する時代
少し脱線しますが、今回注目したい事として、Google検索に導入された「AIモード」があります。Google検索の画面から直接AIの利用(Googleなので裏側のAIはGemini)による詳しい調査内容や分析結果が得られるようになり、株式投資における調査の効率が劇的に高まりました。

生成AIを活用すれば、アナリスト達による利下げ予測の状況確認や、気になる企業の業績予測などのリサーチを短時間で行えるため、投資家にとってかなりの時短になります。今後は「AIを使う投資家」と「AIを使わない投資家」で情報格差がさらに広がっていくでしょう。
AIを使うからと言って株で儲けることができる訳ではありませんが、何も知らずに投資する=ギャンブルである状態ではなく、企業活動や業績について詳細に知って投資する=リスクを減らした投資、という大きな違いが生まれることは意識しておきたいところです。
私の資産ポートフォリオ(2025年9月13日時点)
ここで私自身の投資ポートフォリオを公開します。
- 総金融資産:約1,095万円
- 米国個別株(シグマ・リチウム中心):含み損 約57万円
- オルカン積立:7千円強の利益
- 自社株積立:9万円強の利益


米国の株式市場全体が好調でも、私が米国個別株で集中投資しているシグマ・リチウムの株価が下落したため、トータルでは資産が減少しました。こうした動きで個別株投資が難しいかが分かりますが、株価値上がりのシナリオが崩れていないため、このまま持ち続ける予定です。
シグマ・リチウムの現状と見通し
シグマ・リチウムはEV向けリチウム精製を手がける企業です。
- 直近はEV需要減少でリチウム価格が下落し赤字決算
- AI分析によると2026年に黒字転換の見込み
- 中国CATLが鉱山の生産再開を早める可能性 → 供給過剰懸念でリチウム価格下落=株価下落

私は個別株に投資する時には「投資シナリオが崩れていないか」を常にチェックしつつ、長期的な成長可能性を信じて保有を続けています。むしろ株価が下がっている今こそ、もし追加の投資資金が手に入ったら、買い増しのチャンスと捉えています。
株式投資は「我慢料」
「株式投資の儲けは我慢料である」という言葉があります。これは「株はメンタルが9割」という書籍に書かれているフレーズです。
短期で結果を求めて売買を繰り返すのは手数料がかかるだけで、理想的な株の売買をすることは現実的には難しく、値上がりすると見込んだ株の相場が動かない時=「凪」の状態を受け入れ、じっと大きな利益が出るまで株を持ち続ける心の余裕が重要です。
兼業投資家にとっては、相場を常に監視する必要はありません。投資した株が値上がりするシナリオが崩れていなければ、静かに待つことも立派な投資戦略です。

個別株でリターンを狙う3つのパターン
また私が投資をする時、いつも参考としている書籍である「勝つ投資・負けない投資」という書籍では、利益を得られる3つのパターンが整理されています。インデックスファンドを遥かに超える利益を叩き出している個人投資家の五月さん(片山晃さん)と、インデックス指数に不敗=インデックスファンドを超え続ける成績を出し続けているファンドマネージャーの小松原周さんのお二人による著書です。
株で利益を得られる3パターン
- 優等生が順当に100点を取り続ける
- 優等生が一時的に評価を落とし、その後戻る
- 落第生が期待以上の成果を出す
私は毎月10万円の積み立てでインデックスファンド(オルカン)に積み立てている点で1番の「優等生が100点維持」パターンで地道に利益を積み重ねながら、3番の「落第生の成長」に注目して投資をしています。小型成長株の初動を捉えて集中投資するのはリスクが高いですが、決まった期間に利益を出す必要がなく、リスクの高い株への投資についての説明責任もない、個人投資家だからこそ可能な戦略です。

まとめ:株高のいま、投資家がやるべきこと
- 株価が史上最高値を更新しても、未来を正確に予測することは不可能
- 株を買って待つ。兼業投資家には「待つ余裕」がある
- 個別株投資では「シナリオが崩れていないか」を常に点検しつつ株を持ち続ける
私自身の投資活動を通じて、「成長に投資する」姿勢をこれからも発信していきます。
カブジュンについて
- 2006年:企業型DCで投資開始
- 2007年:不動産投資開始
- 2025年:米国株・新NISA・iDeCoの投資デビュー
- 現在:米国株に800万円、オルカン月10万積立、iDeCo、自社株積立を継続中
- 活動テーマ:「成長に投資する」
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📌 今回の記事はYouTube動画「日本株・米国株が史上最高値を更新:株高の今やるべきこと」【投資日記001】をもとに作成しました。動画も合わせてご覧ください。


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