こんにちは、カブジュンです。
2025年9月20日から26日の1週間、株式市場は日米ともに史上最高値を更新するなど、大きな動きがありました。特に注目すべきは、米国の政策金利の追加利下げ期待や、トランプ大統領による新たな関税発表です。これらのニュースは株式市場全体の方向性を左右し、個別銘柄にも大きな影響を与えました。
本記事では、今週の株式市場の動きを振り返り、急騰銘柄から株式投資の教訓を学んでいきます。
日本株市場の動向
今週の日経平均株価は、9月22日から上昇基調を強め、24日・25日には史上最高値を更新しました。ただし、週末の26日はやや調整局面となり、終値は小幅に下落しています。

年初来チャートで見れば、4月の底値から着実に値を戻し、最高値を更新し続けています。短期的な変動はあるものの、多くの投資家が恩恵を受ける上昇相場となっています。

米国株市場の動向
米国株もS&P500が9月22日に史上最高値を更新しましたが、その後はやや軟調となり週後半に下落。ただし年初来で見ると依然として右肩上がりが続いており、インデックス投資の有効性を改めて確認できる週でした。


米国の政策金利は9月に0.25%引き下げられ、4.25%となりました。これは予想通りの動きでしたが、追加利下げの期待が投資家心理を支え、株価上昇の背景になっています。

トランプ大統領の追加関税と市場への影響
今週大きなインパクトを与えたのが、トランプ大統領による追加関税の発表です。

- ブランド・特許医薬品に100%の関税
- 大型トラックに25%の関税
- 家具・キッチン関連に30〜50%の関税
この発表により、トラック関連銘柄や家具・インテリア銘柄が大きく値下がりしました。一方で、医薬品業界は横ばい〜小幅反応にとどまり、直近の株価には大きな影響を与えていません。

また、日本の自動車産業も無関係ではなく、大型トラック輸出には影響が出る見通しです。
注目の急騰銘柄
関税や利下げニュースの一方で、個別銘柄には大きな上昇を見せたものもありました。
インテル(Intel)
- エヌビディアによる50億ドルの出資計画が発表され、株価は先週20%以上急騰。
- 今週も続伸し、さらに20%近い上昇を記録。
- 年初来では75%以上の上昇と、AI需要を背景に力強い展開となっています。


グローバルファウンドリーズ(GlobalFoundries)
- トランプ政権が半導体の国内生産を後押しする関税方針を示したことで恩恵期待が高まり、株価は約10%上昇。
- 年初来ではジリジリと下落傾向にありましたが、今回の関税を契機に反発しました。


リチウム・アメリカ(Lithium Americas)
- 米政府が同社プロジェクトへの融資条件見直しを検討、その見返りに株式最大10%を取得するとの報道で株価は 1日で2倍 に急騰。
- 3ドル前後だった株価が瞬間的に6ドル超まで跳ね上がり、投資家の注目を集めました。


シグマ・リチウム(Sigma Lithium)
- 私が集中投資している銘柄でもありますが、リチウム・アメリカの急騰に連動して17%値上がりしました。
- セクター全体の「テーマ買い」によって恩恵を受けた形で、保有ポートフォリオの評価益も大幅に改善しました。

投資の教訓:「稲妻が輝く瞬間」を待つ
今回のリチウム・アメリカやインテルのように、株価が短期間で急騰する“稲妻が輝く瞬間”は、事前に正確に予想することはできません。
書籍「資産を200倍にする小型成長株投資」や「株はメンタルが9割」「ピーター・リンチの投資術」を参考に、個人投資家にできることは、
- 成長シナリオが崩れていない限り株を持ち続けること
- 短期の値動きに惑わされず、我慢強く保有し続けること
この姿勢こそが、長期的な資産形成を成功させる鍵だと改めて感じました。



まとめ
- 日米株式市場、米国株式市場ともに史上最高値の更新が継続。
- 米国の追加利下げ期待で株価は上昇基調で推移。
- トランプ大統領の追加関税が特定の業界に大きな影響を与えて株価に影響あり。
- インテル、リチウム・アメリカ、シグマ・リチウムなどが急騰。
- こうした「稲妻が輝く瞬間」を捉えるためには株式投資を長く続けることが大切。
📌 今回の記事はYouTube動画「急騰株から学ぶ株式投資:利下げ期待と追加関税の影響は」【投資日記003】をもとに作成しました。ブログでは挿入画像でチャートや表を掲載していますので、合わせてご覧ください。
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